大阪湾海岸生物研究会のブログ

大阪湾海岸生物研究会の活動(定点調査や勉強会)の案内や記録のほか、大阪湾を中心とする海の生き物について書きます。

シンポジウム開催のお知らせ

シンポジウム「はぜ!ハゼ!鯊!〜ハゼの多様性と生態の魅力に迫る〜」を下記のとおり開催いたします。

■「はぜ!ハゼ!鯊!〜ハゼの多様性と生態の魅力に迫る〜」

 ハゼ類は沿岸域に生息する小さな魚です。自然に親しむ方なら、誰もが一度は目にしたことがあるかと思いますが、この小さな魚の魅力はあまり知られていません。ハゼ類は沿岸域で爆発的な種分化を遂げ、脊椎動物の中で最大級の種数を誇る分類群です。その生息環境や生活史は実に多様で、甲殻類と共生するなどユニークな生態を持つものもいます。今回、ハゼの生態に関する研究者5名に話題提供していただき、ハゼの生態とその多様性、そこから見えてくる生物相の形成史や人間社会と自然のかかわりなどに迫ります。

・日時:2019年1月20日(日)13:00〜16:15
・場所:大阪市立自然史博物館 講堂
・対象:どなたでも
・参加費:無料(ただし博物館入館料が必要。大阪湾海岸生物研究会の方は博物館通用口からお入りください。その他の方は、博物館正面入口からお入りください。)
・申込み:不要(直接会場へお越しください)
・主催:大阪湾海岸生物研究会・大阪市立自然史博物館

・演題:
〇多様で柔軟、ヨシノボリのくらし
平嶋健太郎氏(和歌山県立自然博物館)

〇多様な生活史を送るハゼの魅力〜沖縄の水辺から〜
國島大河氏(和歌山県立自然博物館)

〇汽水域に生息するハゼ類の保全生態学的研究
乾 隆帝氏(山口大学

〇他の生物と共に生きるハゼ〜無脊椎動物の巣穴利用〜
邉見由美氏(京都大学

〇沿岸生物の地域集団とその形成史〜ハゼ類の生態的多様性をヒントに〜
松井彰子(大阪市立自然史博物館

・問い合わせ:
松井 彰子
大阪市立自然史博物館
〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23
tel: 06-6697-6221
e-mail: shom(at)mus-nh.city.osaka.jp (atを@に変えてお送りください)