6月23日、11:00-15:00
岬町多奈川 豊国崎海岸
今年最後の定点調査。幸い雨に降られず、日射しも強くなく、恵まれたコンディションでの調査となりました。会員の参加は21名、大阪府高校生物教育研究会からも先生方と生徒たちが参加しました。
この日記録された生物は165種。いつもより少ないようです。時期を過ぎて見られなくなった海藻がかなりあました。海藻を大量に食べるアメフラシ類なども姿を消していました。
マダラヒモムシは、この定点調査での新記録です。他のヒモムシ類と比べると短くてずんぐりしています:
ウミケムシは、この定点調査では前回(長崎海岸)に続く2回目の記録です。こんな大きな生き物が今まで見落とされていたとは考えにくいので、最近、大阪湾で増えているのではないかと思われます(標本写真):
満潮線付近の打上海藻や石の下などの湿った所にすむオイワケゴカイ:
老成したアカフジツボ。オオアカフジツボと間違えるところでした:
ホソスジアオガイ。若いときは名前のとおりの放射肋がよくわかります: