2016-01-01から1年間の記事一覧
先週魚屋さんから購入した大阪湾産サルエビ3個体とアカエビ1個体の頭胸甲側面が、こぶ状に膨らんでいました(写真1・2)。頭胸甲を切開したところ、等脚目のエビヤドリムシ類が寄生していました(写真3)。体長は約1cmですが、よく見ると大きいのはメスで、…
博物館のミニガイドによると、大阪湾には14種のフジツボ類が生息します。その後、本研究会の定点調査でヨツカドヒラフジツボ、タロクヒラフジツボ、フルイヒラフジツボ、ドングリカイメンフジツボが追加され、外来種のココポーマアカフジツボとキタアメリカ…
5月8日に城ケ崎で見つかったコケムシ3種の紹介をします。 [コケムシ類] 1.カクグチコケムシ(Hippopodina feegensis) 淡橙色のコケムシで、個虫は長方形、長さは1mm、幅は500〜800㎛ほど。腹壁には微小な孔が並んでいます。虫室口はやや縦長で下から1/4くら…
第4回定点調査は次の要領で実施します。ご参加ください。実施日:5月21日(土) 調査地:岬町深日 長崎海岸 集合:9時30分、南海電鉄みさき公園駅前。難波からは8:45発特急サザンに乗車。駅から徒歩約30分。 干潮: 12:38、26cm 解散:午後3時ごろ、現地で…
昨日の定点調査で採集されたヤワラガニです。甲長4mm、甲幅3mmほどの小型種です。海藻に付着しています。(有山)
本日の城ヶ崎定点調査は予定通り実施します。(石田)
今日は潮がよく干くので、前から気になっていた砂浜に採集に行ってきました。下荘漁港すぐ東側の小さな砂浜です。干いていない時はわからなかったのですが、良いアマモ場になっていました。潮間帯下部の砂礫を採集したところ、珍しい動物が出現したので報告…
第3回(5月8日)の大阪湾定点調査をご案内します。コミュニティバスの多人数による利用が困難となっているため、戎崎海岸(和歌山市大川)の定点調査をこの日に延期して対策を検討していましたが、今年の実施は断念し、代わりにこの日は別の定点である城ヶ崎…
本日(4/24)の豊国崎海岸定点調査は予定どおり実施します。 集合場所は南海多奈川駅です(みさき公園駅ではありません)。
当研究会会員のTさんより、Tさんのお母様が昭和31〜32年頃に夏休みの宿題のために浜寺(堺市の諏訪ノ森付近)で拾い集めた貝の標本がある、ということを伺いました。浜寺の埋め立てが始まるのは昭和30年代後半なので、その直前の大阪湾の環境を知るうえで大…
4月9日の田倉崎定点調査でアサリを集めているときに、一緒にタマガイ科の生貝1個体を採集しました。貝類に詳しい会員に同定をお願いしたところ、フロガイダマシとのことです。定点調査では初記録です。(山西)
第2回の定点調査は戎崎(和歌山市大川)を予定していましたが、バスの事情で豊国崎に変更します。戎崎は5月8日に実施する予定です。(山西)実施日:4月24日(日) 調査地:岬町多奈川 豊国崎海岸 集合:9時45分、南海電鉄多奈川駅前。難波からは8:45発特急…
4月9日の田倉崎定点調査で持ち帰った多毛類の写真です。(山西) オノミチチロリ 体色は黄色っぽい(写真上)。吻の肉質突起は爪状の板を持つ(写真下)。 Glycera属(チロリ科)の1種 体色は紫色(写真上)。吻の肉質突起は円錐形(写真下)。 ホソエダケハ…
今回の調査では多くの種類が確認されました。私は最干時に先端近くで、水中の小岩を持ち上げタモの上にすばやく移動し、揺すって動物を採集しましたが、その時に採れた珍しい動物を紹介します。 一番目はトウヨウコシオリエビGalathea orientalisで(上写真…
本日の田倉崎定点調査は、予定通り実施します。(山西)
2016年度の活動計画を載せるのを忘れていました。2月の総会で以下のように決まりました。 4月9日(土)田倉崎 ※雨天の場合は4月10日(日)に順延 4月24日(日)戎崎 5月8日(日)豊国崎 5月21日(土)長崎(宿泊研修)<大阪湾生き物一斉調査> 6月4日(土)…
今年第1回の大阪湾定点調査を次の要領でで実施します。定点の中ではもっとも南寄りの場所で、南方系・外洋性の生物も多くみられます。ぜひご参加ください。(山西)実施日:4月9日(土)、予備日4月10日(日) 調査地:和歌山市加太 田倉崎海岸 集合:10時3…
2月21日(日)の大阪湾海岸生物研究会の研究発表会・総会のプログラムをご案内します。奮ってご参加ください。============================================== 大阪湾海岸生物研究会 2016年研究発表会・総会プログラム ===================================…
皆様、明けましておめでとうございます。 定点調査結果の小型甲殻類の部分をチェックしていたところ、2種の等脚類の混同が気になりました。両種とも潮間帯の転石裏側に生息する扁平で小判型の小型甲殻類です。以前撮影した写真を載せます。上はヒラタウミセ…