本日見つかった「テッポウエビの1種」はマダラテッポウエビAlpheus pacificusでした。本種はインド・西太平洋の各地に分布し、本邦では小笠原、沖縄、男女群島、南紀などから報告されているそうです。本会の定点調査では、テッポウエビ類はイソテッポウエビ、テッポウエビモドキとフタミゾテッポウエビが出現しますが、ほかにテッポウエビ属の記録もあります。このテッポウエビ属の正体は不明ですので、今回の記録は本種の初記録となります。(有山)
追加情報です。専門家に標本を送ったところ、小鉗の形態が本来のマダラテッポウエビとは異なるそうです。正体がわかりましたら、また報告します。(有山)